回路設計
1人1製品担当。
自分で設計した回路で、さまざまなモノを操る。
仕事の内容
お客様の求める機能を叶える回路を考案。
当社の製品は電子制御ユニット。そのため回路設計技術者が、ソフトと回路の役割分担の決定を行うなど、製品全体の統括役を務めながら、設計業務を行います。製品の用途は、車載用・産業用・住設用など多様。設計を行う上で、要求仕様に対し「確実に動作する」は当然ですが、生産のしやすさ、耐久性や使用する環境、ノイズの影響なども考慮する必要があります。回路設計技術者は、それらを実現する方法を考え、回路の構成を決定します。従来は機械的な仕掛けで動いていたものが、近年はどんどん電子制御に替わり、電子回路の重要性は高まるばかりです。基本的な回路やデバイスの知識に加え、仕事を通じて規格・法令などの知識を吸収し、期待に応えていくことが求められます。
この仕事の魅力
設計した回路でメカが動く醍醐味は格別。
基本的に回路設計は、必要な要素を詰め込んでいけば、要求を満たすことができます。ただし、温度・湿度による環境変化やノイズによる影響、発生防止など、経験によるノウハウが求められる世界でもあります。例えば、車のヘッドライトを点灯する回路が故障した場合、ライトが点灯したままの状態と点灯できない状態では、どちらが安全か想像してみてください。故障した場合でも常に安全サイドとなる設計は必須であり、用途によっては一つの回路が破損した際、予め多重回路を設ける事によりシステムを維持する等、高度な技術レベルの要求もあります。同じ制御結果を得る回路であっても、この様に回路規模が大きく異なれば部品が増えることになります。「いろいろな機能を持たせたい」というお客様との間で、コスト面も含め、どう折り合いをつけるかが重要です。そのような中、より小型で高性能な製品を低コストで実現できる方法を考え、完成した回路でメカを動かせるのは、この仕事の醍醐味。1人で1製品を担当し、試作から量産化まで、責任を持って自分の裁量で進められる環境も、意欲とスキルアップにつながるはずです。