筐体設計

お客様のイメージを形に。
社内のモノづくり課題に解決策を。

仕事の内容

製品の筐体設計と治工具設計、二つの役割。

機械系技術者の仕事は、大きく分けて二つあります。一つは、製品設計。当社が手がける電子回路製品のうち、基板をケース（筐体）に納めた形で納入する製品や、それに付随する筐体の設計をします。お客様の製品に組み込むための操作性、形状やサイズはもちろんですが、特に当社が期待されているのは、水や塵・振動・電磁波ノイズなどを防ぎ、過酷な使用条件に耐える機能です。そのための機能を実現しながら、デザイン、スペース上の制約も満たすよう、材質や形状を決定します。もう一つは、社内の生産用の装置や治工具設計。新規製品の生産準備や、すでに量産している工程の生産効率化や品質向上のためのツールを設計します。

この仕事の魅力

幅広い経験と知識がつき、自分の考えを試せる。

製品設計業務は、お客様との打合せから始まりますが、要求や仕様が細かく決まった依頼だけでなく、相談から始まるケースも多々あります。期待に応えベストな提案を行うためには、材料系、機械系の基本的な知識と設計・不具合解析の技術に加え、生産技術、加工、金型をはじめ、表面処理、印刷といった、幅広い経験と知識が必要です。もちろん、最初からすべて身につけている必要はありません。お客様や外注先とやりとりを重ねながら知識を蓄え、自分の財産にしていってください。その過程で味わえる成長感が、この仕事のやりがいでもあります。社内用の治工具設計では、設備部品の標準化や、低コスト化など、より会社の利益につながるやり方を、自分で考えて試すことができるチャンスと自由度の高さがあります。